Gnucashで家計簿をつけて簿記アレルギーを克服しました

生活

2021/2/1

Gnucash というフリーソフト

簿記アレルギー克服のため、複式簿記の家計簿を求めてネットの海をさまよい、
たどり着いたのがGnucashというフリーソフトです。

操作画面が昔のソフトっぽいです。超シンプルです。

ソフト内で使われている言語が翻訳された日本語な感じで、初めはとっつきにくかったのですが、非常に操作性が良く、ストレスを感じないどころか爽快感すらあります。

バグっぽい挙動や、ソフトが落ちるなどの不安定な動作もありましたが、
それらが気にならないほどで、しばらく使い続けられそうな感じがしています。
WindowsやMacOS、Androidでも使えるそうです。

Gnucashの良かったところ

○複式簿記の仕組みが感覚的にわかってくる
Gnucashで入力していると、複式簿記は資金の移動を記録しているだけなんだ、
ということを体感できます。
Gnucashの入力項目にも”資金移動”と書かれています。
ある勘定科目に入力した取引は、資金移動先の勘定科目に反映されます。

例えば、スーパーで野菜を買って現金で500円払ったとします。
勘定科目の”資産:現金”を開いて入力します。
(一行目の”開始残高”は資産の初めの残高を入力する勘定科目です)

この取引を”費用:食費”で開いてみます。

さっきまで”資産:現金”にあった500円が、”費用:食費”に移動した、そんな感じがしませんか。
画像だけだと難しいかもしれませんが‥‥‥。

○勘定科目ごとに入力できる。
私が試しに利用した”やよいの白色申告オンライン”では、取引入力の度に勘定科目(現金、銀行、クレジットカードなど)の選択をする必要がありましたが、Gnucashでは”勘定科目ごとに”入力できるので、勘定科目の選択の必要がありません。

例えば”○○銀行”の勘定科目を選んで入力を始めれば、通帳通りに上から入力していけば良く、取引ごとに勘定科目を選択する作業がないので、ものすごく楽に感じます

通帳通りに入力できるということは、一つの取引入力ごとに残高と突合できるので、入力間違いにもリアルタイムで気づけます。やよいの白色オンラインの場合は残高を表示するレポート画面に切り替える必要があり、面倒に感じていました。

○給与から控除されるものを正確に記述できる。
給与から引かれていく税金や社会保険料、財形貯蓄、団体で契約している保険料などをスプリット取引という機能を使って、一つの取引で入力することができます。

具体的な方法に興味がある方は以下をご参照ください。(煩雑に感じる方は飛ばしてください)
例えば150,000円の給与があり、そこからいろいろ天引きされて、銀行口座に100,000円振り込まれたとします。

まず銀行振り込みの金額を入力します。例えば100,000円とします。

”スプリット入力”を選択します。


2行目に自動で流動資産:普通預金:こいのち銀行に100,000円入金が入力されています。
次の行からは科目を選択して、天引きの内訳を入力していきます。
下の画像の3行目以降、所得税、住民税、厚生年金、財形貯蓄、民間医療保険が内訳です。
税金の勘定科目はデフォルトの科目設定にありましたが、自由に設定できます。

最終行に天引き前の支給額(”控除前合計”という科目にしています)150,000円が自動で算出されます。
給与明細と突合わせれれば、入力間違いがないことがわかります。
その150,000円を収益:給与の勘定科目にします。そうするとこんな感じになります。

○仕訳を間違ったら”貸借不一致”という項目が自動で作られる。
取引入力が間違っていると自動で”貸借不一致”という項目が作られるので、
すぐに間違いに気付くことができます。
また、初めは入力方法がわからなかった”給与入力”(上にまとめたものです)も、
”貸借不一致”を解消する方向に試行錯誤することで入力できるようになりました。
この試行錯誤の過程で、複式簿記の理解が深まった気がします。

ちなみに資金移動先の勘定科目(食費、日用品など)を入力し忘れた場合も、
”不明”という勘定科目が自動で作られます。
”不明”の勘定科目を開いて修正すれば、”不明”の勘定科目の金額は綺麗にゼロになります。
総計を確認した時に初めて勘定科目の入力忘れに気づき、
がっかりしながら該当するレシートを探す作業がなくなりました。

やよいの白色オンラインを利用した時は、
レポート画面で累計を確認すると金額が全く合っておらず(私の雑な仕事のせいですが)、
修正しようにもどこから手をつけていいかわからない状態になってしまったので、
入力ミスにすぐに気付ける仕組みはとてもありがたいです。

○仕訳帳の形式の帳票を出力できる
借方、貸方に別れた仕訳帳の形式の帳票も出力できるので、
仕訳がわからない私のような人でも、取引入力した後で仕訳の仕方を確認できます。

Gnucashの困ったところ(使用環境のせいかも)

バグっぽい挙動がある
例えば、勘定科目作成画面の勘定科目名を入力する欄でかなキーを押すと、OK(確定)ボタンを押したことになり、”勘定科目には名前が必要です”というエラーメッセージが出てしまう。(エラーメッセージを閉じれば普通に入力可能。)

動作が不安定
近年には珍しく、OSごとクラッシュすることがありました。ソフト単体でフリーズすることも。
入力しながらマメに保存しておくことをお勧めします。
そういえば近頃はなぜか動作が安定しています。

Gnucashで複式簿記に慣れる

私の知識不足でお伝えできないことも多々あります。
先達のブログをご紹介させて頂きます。

絶対タイプ:Gnucashを使うための基礎知識 https://zetype.com/512/

Gnucashは見た感じがとっつきにくいかもしれませんが、無料ですし、
時間があるときにでも試してみるといいんじゃないかと思います。

私は4カ月使用してみて、だいぶ複式簿記に慣れてきた感覚があります。
そしてついに、簿記会計について書かれた本を読むことができるようになりました。
ものすごく遠回りかもしれませんが、
簿記アレルギーをこじらせていた私には必要なことだったと思っています。

簿記アレルギー克服までの道はこちら
>>>複式簿記で家計簿をつけるには
>>>やよいの白色申告オンラインで家計簿

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